脳出血後のリハビリには終わりないので積極的に取り組むことが大切
脳出血後のリハビリには終わりないので積極的に取り組むことが大切
脳出血では出血部位の機能に応じて、多彩な後遺症が発症するリスクが高くなります。麻痺に代表される運動機能障害や記憶脱落や失語症などの高次脳機能障害など、しばしば日常生活に支障をきたすだけに機能回復や現存機能を維持する上でもリハビリに向き合うのは必須です。脳出血で後遺症が発症するのは、出血部位やその周辺の脳細胞が死滅していたり、重大な損傷を被っていることによると推測されます。一旦死滅した脳細胞が組成することはなく、肝臓のような際勢力もないのでリハビリに取り組んでも発症前の100%の状態を回復させるのは困難です。しかしだからといって機能訓練などに向きあうことに意味がないわけではありません。少なくとも間断なく機能回復にむき合うことで、機能低下を推しうとどめることは可能です。完全回復しないからと消極的では、さらに機能低下が進行します。脳出血の後遺症に積極的に向き合うことで、少しでも日常生活の質を維持することは大切です。
脳出血のリハビリを自主的に実践するのは限界がある
脳出血とは高血圧などの基礎疾患を背景に、動脈硬化などの影響で脆弱になった血管壁が破綻して出血し脳内に漏出する疾患のことです。20-30cc程度までの少量であれば、保存的治療の適応になりますがそれを超えるような出血量になると外科的に血腫を排除しなければ救命することは困難になります。頭蓋内部は密閉された空間で、脳脊髄液が循環し一定の脳圧が維持されています。ところが出血すると、漏出した血液の影響で脳圧が上昇し、その圧力の悪影響で脳細胞が障害をうけたり壊死するなどしてきます。このようなメカニズムの影響で脳出血発症後には様々な後遺症が残ることが珍しくありません。基本的にひとたびダメージをうけた脳細胞は回復することがないので、抜本的に後遺症を治癒させるのは困難です。後遺症をケアするためにリハビリも各種実践されているのは確かです。しかし自主的なリハビリではさほど効果を期待することが出来ないため専門家のサポートは必須といえます。